働かなくてもいい、という現実
日本人の女性は、働いても働かなくてもいい
日本の女性には、『働かなくてもいい』、という選択肢があるけれど、
私たちは働かなくてはいけないのよ
私が留学時代に、現地の女性に言われた言葉。
その女性がが結婚するときに、私が
仕事はどうするのと?
と何気なく聞いたら、帰ってきた言葉。
こんな質問を何気なくする私自身、日本女性という色彩にすっかり染まっていたのだと、思う。
下の子が、まもなく入園なので、
これを期に仕事に復帰しようと、少しずつ働き始めた、最近、
職場の上司が、昔、知人の女性に言われたことが上の言葉と同じだったそうだ。
その言葉をいった女性も、もちろん日本人ではない。
上司は、
だから、私たち日本人女性は、恵まれているのだ、といった。
確かにそうだ、と思いながらも、どうしても違和感が残る。
その違和感について考えてみた。
私は、二人目の子供が産まれて保育園に入れず、
仕事をやめた。
子供を幼稚園に通わせ、
今までとは、違う環境の女性たちと交流する日々
彼女たちのなかには、仕事をしたいが、
できない、という人がいる。
はじめは、いいわけにしか聞こえなかったのだけれど、
よくよく聞くと、どうやら日本女性の現実が見えてきた。
ひとりで頑張れば、働けなくもないかもしれない。
夫は朝早くから出勤し、終電で帰る毎日。
「働いてもいいけど、全部自分でやってね。」という。
「自分の都合で預けて働くなんて、子供がかわいそう」という、親類。
働かなくてもいいなんて、恵まれているわね、という周囲の声。
それは、果たして、働いても働かなくてもいい、という恵まれた
環境なのだろうか。
働くのが当たり前だったら、そんな声にまどわされることは、ないのだろうか。
さて、次回はさらに詳細に分析してみようと思う。